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概要

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左から 大城 祐 次長 平山 達也 理事長 外間 政朝 専務理事場になって何を望んでいるのか、本当に求める成果は何か。そこを見極めてビジネスの提案をしていきたいと考えました」と話す平山理事長。印刷という形にこだわらず、まちづくりを行うような広い視点で沖縄県の印刷業界を元気にしたいと意気込みます。 また、平山理事長は令和2年度から全印工連の常務理事および九州地区の会長にも新しく就任しました。 「全印工連の常務理事、九州地区会長、そして沖縄県印刷工業組合の理事長に選出していただき大変光栄です」と姿勢を正す平山理事長。 全国と沖縄県をつなぐ役割について、「情報の共有や組織としての意思伝達が非常にやりやすくなりました」と笑顔で話します。「沖縄県も地区を分け4つの支部を置いています。毎月1回は会議を開き、それぞれの状況を報告したり、私から全国および九州の業界の動向などを報告し、最新の情報を共有するようにしています」 コロナ禍の中、直接会うことが難しくなってもオンラインでこまめに連絡を取り、コミュニケーションを取っているのだそう。 現在、全印工連では印刷産業の構造改革に着手しており、その一環として生産性向上のためのデジタルトランスフォーメーション導入の推進を図っているそうです。印刷産業をHappyIndustry として未来へ繋ぐための活動を行っていて、平山理事長は沖縄県でも同様に取り組んでいくとし、支部長を通して中小企業会員にも働きかけています。 「デジタル化、ネットプリントの普及で地方の中小企業は厳しい状況です。そこでできることから少しずつ、これまで印刷業務やDTPオンリーだった会社がデザインを手掛けるなど業務の幅を広げてもらい、生産性向上に繋げています。私が社長を務める会社では生産性向上のために業務の見える化を図って効率を改善する、休暇取得率を上げ社員のモチベーション向上を狙うなどの取り組みをしてきました。中小企業でも職場改善をしつつ、互いに協力し合うことでビジネスチャンスを創り出せると考えています」 平山理事長はオンライン開催の産業まつりについても県印刷工業組合として何かしら協力したいと前向きな姿勢を見せ、「業界として一つにまとまり、発信力を高める。そして人材育成や地域活動を通して、沖縄の産業を応援したい」と将来の展望を述べました。県印刷業の構造改革を図り業界の発信力を高める5 OKINAWA INDUSTRIAL FEDERATION NEWS