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概要

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 沖縄県との県産建設資材優先使用に関する意見交換会を沖縄県庁で開催しました。会には、土木建築部、教育庁、農林水産部、議会事務局、商工労働部など県の公共工事担当部局にご出席頂き、沖縄県工業連合会役員と本会建設資材会員15社が参加しました。 本意見交換会は平成25年度から県産品奨励月間の取り組みとして毎年開催しており、本庁担当部局の各担当者に、県内企業の最新技術や取り扱っている製品情報を知って頂くとともに、県の発注する公共工事において県産建設資材の優先使用について要請しています。会は、新型コロナウイルス感染予防対策として、プレゼンテーションを行う企業15社を第1部(7社)・第2部(8社)に分け、3密状態を避けるなどの対策に取り組んだ上で行いました。 参加者を代表して、沖縄県工業連合会 古波津昇 会長(拓南製鐵 株式会社会長)が、「コロナ感染症の対策などお忙しい中お集まり頂きありがとうございます。今、観光業が大変厳しい時期に、県内経済を下支えできるのは製造業だと認識しております。特段のご配慮をお願いしたい」と挨拶しました。これを受けて沖縄県商工労働部 友利公子 産業雇用統括監は、「忌憚のない意見交換ができますとともに、県産品への理解がより深まることを期待しております」と応えました。 参加企業によるプレゼンテーションでは、エアコンの消費電力を削減させる装置「琉球エコシステム」(株式会社 沖通商)、県総合運動公園屋内プールに導入された省エネ照明の無電極ランプ「MUDEN」(カサイエレック 株式会社沖縄事業所)、急勾配法面の現場で建設従事者の安全性を高める「RBPウォール工法 リバースボルトパネル」(那覇鋼材株式会社)など、各企業の担当者が自社製品をアピール。参加企業はコロナ感染症の影響が大きく厳しい状況だとする一方で、「県内施設に導入頂いている商品であることを足がかりに、県外販売にも取り組みたい」、「首里城再建の際にはお力添えしたい」、「コロナが落ち着いた際にはぜひ工場見学に来て下さい」など、コロナ後を見据えた事業の展望についても声が上がっていました。質疑応答の際も、出席した各部局の担当者から各企業の製品や技術について質問が上がるなど、活発に意見交換がなされました。 最後に沖縄県工業連合会 中村秀樹 副会長(琉球セメント 株式会社会長)から、「会員の皆さんは常に進化しております。今年は各市町村への要請の際、企業の皆様にはご遠慮頂いたためやはりこういった発信の場が必要だなと感じました」と、企業によるプレゼンテーションを実施させて頂いたことへの感謝を述べるとともに、優先使用についても改めて訴えました。沖縄県との県産建設資材優先使用に関する意見交換会令和2年7月31日(金)    沖縄県庁 土木建築部会議室プレゼンテーションで自社製品をアピールした参加者沖縄県商工労働部友利公子 産業雇用統括監(公社)沖縄県工業連合会古波津昇 会長(公社)沖縄県工業連合会中村秀樹 副会長7 OKINAWA INDUSTRIAL FEDERATION NEWS