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概要

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 「オグレスビー氏工業功労者賞」は毎年、公益社団法人沖縄県工業連合会の定時総会にて表彰式が執り行われますが、今年度は新型コロナウイルス感染拡大による様々な影響を考慮し定時総会が中止となりました。表彰式は受賞者個別に行うこととなり、3日、沖縄県工業連合会会長の古波津昇会長と我謝育則専務理事、事務局が受賞者を訪問し、表彰しました。●  ●  ● 糸満市の「株式会社沖縄トータルサービス」大城美智子取締役相談役は、『健康は何よりの財産』をモットーに開発された同社の製品「トータル天然だし」が沖縄県内食品産業会の発展に多大な貢献をした功績と、業界・経済団体の役員を歴任しており、沖縄県の産業振興にも多大な貢献をしたことから受賞となりました。 会長から賞状と記念品が手渡され、沖縄県の食文化への貢献を称えました。大城相談役は「コロナ禍でさまざまな年中行事が中止となり、また学校給食の休止の影響も大きく、業績は厳しいが、長年、県民や消費者の健康づくりに貢献してきたことが認められて嬉しい。これからも頑張りたい」と話され、笑顔を見せました。●  ●  ● 恩納村の「株式会社恩納ガラス工芸育成センター」の佐久川次男会長は、長年沖縄県の伝統工芸「琉球ガラス」業界のリーダーとして業界の技能水準や品質向上を図るなど業界の発展に多大な貢献をしてきたこと、卓越した技能者である「現代の名工」に認定され、アートガラス分野で実績を積むとともに多くの琉球ガラス技能者を輩出し、沖縄県の産業振興に多大な貢献をしたことから受賞となりました。 古波津会長と事務局の訪問を受け、賞状と記念品を受け取った佐久川会長は、沖縄県の琉球ガラスを取り巻く現状やコロナ禍の影響について言及し、「環境にやさしい企業にするべく努力しながら作品制作にも意欲的に取り組んできた。受賞はとても光栄で、今後もアートガラスや瑠璃ガラス分野で努力を重ね、後進に技術を伝えていきたい」と喜びを露にしました。また、佐久川会長は沖縄県工業連合会による学校と産業界の交流事業においても講演会などで尽力されており、今後も協力を惜しまない旨を古波津会長に約束しました。 沖縄県の工業発展に大きな功績があった人物に贈られる「オグレスビー氏工業功労者賞」について、今年度は「株式会社沖縄トータルサービス」の大城美智子取締役相談役と、「株式会社恩納ガラス工芸育成センター」の佐久川次男会長が選出されました。株式会社沖縄トータルサービス株式会社恩納ガラス工芸育成センター●日付令和2年6月3日(水)●場所糸満市・株式会社沖縄トータルサービス恩納村・株式会社恩納ガラス工芸育成センターオグレスビー氏工業功労者賞表彰式OKINAWA INDUSTRIAL FEDERATION NEWS 6