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概要

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ローコストな小型焼却炉チリメーサーミニ琉球大学工学部工学科エネルギー環境工学コース・教授 瀬名波出グローバルエンジニア育成プログラム「国際協力論」実施報告 工学部工学科では、国際社会で活躍できるリーダー人材の育成を目的として、グローバルエンジニア(GE)プログラムを設置しています。GEは体系化したグローバル科目(英語教育、地域創生論、国際協力論、国際インターンシップ、留学など)を履修します。本文では、3月3日から5日に行われた春期集中講義「国際協力論」の授業内容を報告します。受講学生は工学科3年次のGEプログラム学生17名と一般学生21名の計38名でした。 本授業の到達目標及びテーマは、国際協力とは何か、国際協力を担っているのは誰か、国際協力はどのような目標に取り組んでいるのか。こうした問いを通じて、単に知識を得ることのみならず、自分のこととして世界が直面する課題を考えることができるような視野、世界観の形成を目標として授業を行いました。 また、初日、2日目までの授業を通して得た知識をもとに、国際協力を自分が行うことを想定してのプロジェクトを提案してもらうためにPBL型のグループディスカッションを行い、課題抽出、課題解決プロセス、提案の明確性・説得性、グループワーク力およびプレゼン力の習得を目標に取り組みました。 特に印象に残ったのが2日目午前中の授業でフィリピンからの留学生・Amores Vincent氏にフィリピン国内におけるJICA事業等について英語でプレゼンを行ってもらった際に、複数の学生から英語で質問が出たことです。GEコースがスタートして1年、着実にコース目的に向かって進んでいることを感じました。【JICA沖縄、JICA、企業:(株)大栄THI、(株)OCC、(株)レキサス、留学生による座学授業】 ●グローバル化と国際協力(JICA沖縄) ●道路分野におけるJICAの取組(JICA社会基盤・平和構築部) ●河川環境改善((株)大栄THI) ●これからの国際協力取組((株)OCC) ●国際物流産業(海外事業)((株)レキサス) ●アジアにおける取組現状紹介(フィリピン短期インターンシップ留学生・工学部) 授業アンケートでは以下のような向学心に満ちた意見が多かった。 とくに企業の取組について多くの学生が興味を持ったようである。またPBL型のプレゼンも高評価であった。 ●企業による国際協力がどういう取組をしているかを知れたので良かった。 ●企業説明会では知る機会が少ないような企業による国際貢献内容を知ることができて良かった。 ●企業がビジネス視点でみる国際社会貢献について聞けて良かった。 ●フィリピンからの留学生によるプレゼン(英語)を聞けて良かった。 ●JICAの方々の話は専門的なことが多くて理解するのが難しかった。 ●グループでの取組(PBL)で意見がいろいろと出て面白かった。 ●プロジェクトマネジメントの内容は初めて学んだので興味深かった。連絡先: 琉球大学 工学部 工学科 知能情報コース玉城史朗・吉田たけお〒903-0213 沖縄県中頭郡西原町千原1番地TEL:098-895-8720(玉城史朗)・098-895-8726(吉田たけお) FAX:098-895-8727(知能情報コース事務室)MAIL: shiro@ie.u-ryukyu.ac.jp(玉城史朗)・tyoshida@ie.u-ryukyu.ac.jp(吉田たけお)19 OKINAWA INDUSTRIAL FEDERATION NEWS