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概要

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八重瀬機材センターに新しく設置されたイタリア製マシン「progress」。ハーフPC スラブのトラス筋を自動で加工できるため、省力化を図り人手不足を補う目的で導入された加工の様子PC トラス筋RBPウォール工法「RBPウォール工法リバースボルトパネル」の沖縄県産品マーク表示許可証鉄材だった工事資材をアルミに替えたアルミフェンス▲倉庫・工場・流通施設を兼ね備え、鋼材をはじめとする建設資材を一ヶ所で管理する全国トップクラスのスケールを誇ります。 上原進代表取締役社長は、「南部で展開していたリース工場を集約し、効率化を図りました。重量仮設資材と軽量仮設資材を一元管理することで顧客のニーズに、より迅速に対応できるようになり、ワンストップサービス提供とコスト削減が実現できました」と話します。お客様だけでなく従業員からも「これまで以上に働きやすい」と好評だそうです。 八重瀬(各種)機材センターでは物流管理だけでなく、鉄筋加工や端材を活用した商品開発も行っています。「例えば、鉄材だった工事資材をアルミに替えたアルミフェンスは、軽量で取り運びしやすく、修繕も簡単にできることから現場で好評です。従来のブルーシートを改良した『エースシート(透明大型万能シート)』(NETIS登録)は、透明にしたことで覆ったままで法面状態の確認が可能になり、危険性が大幅に下がりました。また採光できることから災害現場の応急修理としても評判を得ています。ブルーシートと比べて紫外線劣化による耐久性も向上しており、山形の被災地に弊社から応援物資として贈呈したところ、「大変便利で助かりました。」と、感謝の意を頂きました。」 こうした新商品開発は、現場の声を聞くところから企画が進むそうです。「弊社は販売やリース業だけでなく、建設会社もグループ企業にいます。より現場に近い立場から、使い勝手が良く安全で効率的な製品を生み出したいと常に考えています」と上原社長。新技術の情報収集にも熱心で、以前に学んでいたRBPウォール工法を県内の建設現場に提案もしています。 RBP工法とは、リバースボルトパネルと補強鉄筋を組み合わせ、現況の法面をカットして急勾配法面を形成する工法です。法面を固定しながら安全に切り下げていく逆巻き工法では限られた場所での活用が期待できます。「これに用いるパネルを弊社で製造することになり、RBPウォール工法協会とOEM契約を交わし、県産品マーク表示許可も取得しました。納期短縮や安全性向上という点を鑑み、公共工事等にもこれから大いに使っていただければ」と、今後の展望に意気込みを示しました。自社のオリジナル製品を開発今後の展望に大きく寄与3 OKINAWA INDUSTRIAL FEDERATION NEWS