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 毎年6月1日は「かりゆしウエアの日」です。沖縄県衣類縫製品工業組合主催(沖縄県ホテル旅館生活衛生同業組合共催)によるかりゆしウエアのリサイクルイベントが、那覇市の県庁前県民広場で開催されました。 「かりゆしウエアの日」は、沖縄で愛用されているかりゆしウエアの魅力を日本全国・世界へと広めることで、地球温暖化防止や沖縄県の経済振興へ貢献することを目的として2007年6月1日に制定されました。県衣類縫製品工業組合が開催する本イベントは今年で第11 回目。 かりゆしウエアを交換しようと会場に集まった参加者を前に、県衣類縫製品工業組合の吉田康秀代表理事は、「かりゆしウエアはこれまでに約650万枚を生産することができた。さらに来年は商標登録から20年となる。今までは皆様に着用の奨励・推進で盛り上げて頂いたが、これからは『かりゆしウエアを着たい』そう思って頂けるような製品をつくっていく」と、節目となる20周年にかける意気込みを語りました。また、かりゆしウエアの売上げの一部を、沖縄の自然環境を守る活動に取り組む市民団体に役立てるため、吉田代表理事よりおきなわアジェンダ21県民会議の大城博副会長へ寄付されました。 当日は天候に恵まれ、朝早くから限定500枚の整理券を求める参加者たちの長い列ができていました。整理券が45分であっという間に配布完了になるほどの盛況ぶりで、残念ながら整理券がもらえず交換できなかったという方も多く見られ、本イベントの認知度の高さが伺えました。整理券を手にした参加者は、愛用してきた3枚のかりゆしウエアと新品のかりゆしウエア1枚を交換すると、早速、受け取ったかりゆしウエアの柄や色を確かめていました。 初参加した女性は、「仕事で毎日かりゆしウエアを愛用している。ニュースを通してイベントのことを知っていたので、いつか参加してみたかった。今日は9枚のかりゆしウエアを新品3枚と交換して頂いた。カワイイ柄がもらえて嬉しい」(那覇市・会社員)と笑顔でした。今回のイベントで回収された1500枚のかりゆしウエアの古着は、状態の良いものから海外支援物資として送られます。「かりゆしウエアの日」イベント沖縄県衣類縫製品工業組合沖縄県庁前県民広場 特設会場令和元年6月1日(土)沖縄県衣類縫製品工業組合吉田康秀 代表理事沖縄県ホテル旅館生活衛生同業組合宮里一郎 理事長沖縄県商工労働部ものづくり振興課古波蔵寿勝 課長吉田代表理事より寄付金を受け取ったおきなわアジェンダ21県民会議大城博副会長(右)OKINAWA INDUSTRIAL 8FEDERATION NEWS