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 2月15日、国立大学法人琉球大学主催による「第100回琉大21世紀フォーラム」が那覇市内のホテルで開催され、理化学研究所の松本紘理事長(前京都大学総長)による講演に多くの参加者が耳を傾けました。 琉球大学では学生と教職員、学内と社会を結ぶ交流の場を創出することを目的として、平成19年度から「琉大21世紀フォーラム」を開催。記念すべき第100回目となる今回は日本で唯一の自然科学総合研究所である理化学研究所の松本紘理事長が招かれ、「未来社会はどうあるべきか」をテーマに、これまでの科学の歩みを踏まえつつ100年後の社会予想について講演しました。講演は無料で、県内の高校生や教職員を含め、約200名の参加で会場は満席となりました。 講演内容は理化学研究所の紹介から始まり、近代科学の歴史を振り返って学問の多様化・複雑化などに言及。世界情勢や社会の変化、経済成長、宇宙開拓など幅広い話題を扱いました。 また、SPS(宇宙太陽発電所)実現に向けた技術的課題、理化学研究所の未来戦略室、iPS細胞研究、相対性理論などにも触れ、「理化学研究所は研究成果を通じて社会的課題解決に貢献し、研究者は現在の社会のみならず未来の社会に対する責任を持っている。未来を生きる子どもたちの笑顔のために尽くしたい」と語り、参加した高校生には「将来を決めるに当たり、理系だけと決めつけず全てのことを学んでほしい。本をよく読み、何にでも興味を持ってください」とメッセージを贈りました。 質疑応答では「100年後の沖縄はどうなっていると思うか」といった質問や、高校生からも質問が上がり、それぞれ松本理事長の回答に熱心に耳を傾けていました。主催者挨拶は琉球大学副学長の須加原一博地域連携担当理事が行い、松本理事長への感謝と3月開催の未来共創フェアへの参加を呼びかけました。「第100回 琉大21世紀フォーラム」開催平成31年2月15日(金)那覇市 沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハ 6階 ニライ主催者挨拶 須加原 一博琉球大学地域連携担当理事・副学長講演 松本 紘理化学研究所理事長会場の様子質疑応答講演風景OKINAWA INDUSTRIAL 10FEDERATION NEWS