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概要

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平成30年度産業教育講演会が、1月9日に県庁で開催されました。主催は沖縄県産業教育振興会で、役員・企業会員関係者や、専門高校・特別支援学校・県立学校教職員等、約200名が参加しました。 本講演会は、産業、経済、教育界の先端で活躍する人物を招き講演を実施することで、新しい展望に立った産業教育に対する視野を広げ、当会員の資質向上を図り本県産業教育の振興に資することを目的として行われています。 講師には、株式会社リウボウホールディングス代表取締役会長の糸数剛一氏が招かれ、『現状の沖縄とこれからの沖縄そして求められる人材』と題して講演。沖縄の可能性や取り巻く状況について。また、現金を使わないキャッシュレス社会や無人コンビニのこと。さらに、ファミマUSA社長時代に体験したアメリカと日本の違い等について、多様な視点から1時間30分にわたって話されました。 糸数氏は、企業が採用したい人材について、「これまでのように、学歴重視の採用ではなく、この子がどういう風に人と接するか。創造性を持っているか。自ら判断して行動できるか。ある程度の基礎力が身についているか。企業はそういう人間力の部分を重視する傾向に変わりつつある」と語りました。また、アジアをはじめ海外企業とのビジネス展開にも高いポテンシャルを秘めている沖縄のビジネスシーンでは、英語が話せることも必須になるだろうと述べ、「先生方が率先して子どもたちの前で英語でしゃべって欲しいですよ。『先生、カッコイイ』となるじゃないですか。先生のようにカッコよく英語で話したいという子が必ず出てくる」と力説。子どもに接する機会の多い先生方こそ、これからの時代を理解して、高い意識を持って子どもたちと接して頂きたいとアドバイスしました。 講演終了後に設けられた質疑応答では、一人も手が上がらない会場の様子を見かね、「万が一、この会場がアメリカだったとしたら、ここにいる全員が手を挙げていますよ」と糸数氏から強烈なブラックジョークが飛ぶ一幕も。スピーディーに変化する時代をどう捉え、教育現場に生かしていくか。糸数氏のお話から、たくさんの刺激とヒントが含まれていました。平成30年度産業教育講演会平成31年1月9日(水)   沖縄県庁4階講堂開会のことば沖縄県産業教育振興会島袋清人 副会長【講演】株式会社リウボウホールディングス糸数剛一 代表取締役会長9 OKINAWA INDUSTRIALFEDERATION NEWS