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概要

kouren660

プラネット工場システムの販売も取り扱う元ボクサーとして社長自ら選手育成に力を入れる県内企業と琉球大学と共同で開発した、太陽光パネル付「防災用備蓄倉庫」風力と太陽光を利用した独立電源型LED街路灯ハイブリッド「新風(ミーカジ)」め、地球の自然環境保護のために少しでも役立ちたいと、日々さまざまな製品の研究・開発および施工技術の向上に努めています」と平仲社長は話します。 平仲の業務は現在、主に4つの事業部門に分かれ、ボクシング事業、環境事業のほか、セキュリティー事業、不動産事業があります。台風災害を意識した防災用品やハイブリット発電システムなど、安心・安全なライフスタイルを目的とした製品が多いのも特徴です。 主な製品に、土壌(赤土)との結合性に優れた赤土流出防止用団粒化剤「土等流出防止対策 EMNコート21」や、土壌団粒化浸食防止のためだけに作られた特別な法面保護剤「土壌団粒化侵食防止剤EMNコート21R」があり、「EMNコート21R」は特殊な原料を用いることで耐水性・耐候性のある風雨に強い侵食・飛砂防止組成物が土壌表面に形成されます。これらは平和記念公園や中城公園をはじめ県内外に施工実績があるそうです。 垂直軸型小型風力発電機などの風力発電システム、太陽光発電システムは公共・企業だけでなく一般家庭用も取り扱っています。風力と太陽光発電を合わせた「ハイブリット発電システム」は、東日本大震災で長時間停電が続いた被災地で防災無線の運用にも影響が出たことを受けて、災害時の安定した情報伝達経路確保を図り、非常用電源の充実を目的に製品を導入。同じく、災害時いかに安全を確保するかを想定した「防災用備蓄倉庫」が今年8月に実用化され、大いに話題となりました。「防災用備蓄倉庫の大きな特徴は太陽光発電パネルが付いていることで、琉球大学工学部教授の監修のもと、弊社と有限会社海邦ベンダーが共同で開発しました。従来の備蓄倉庫では電源の確保が困難でしたが、太陽光発電による自立電源システムで100VのAC電源を有し、夜間の電灯、スマートフォンなどの充電も可能です。耐水性、断熱性、防湿性も考慮し、台風災害が多い沖縄で県民の皆様に安心を提供できるものと自信を持っています」。そう話すのはソリューション事業部の大濱卓也さん。 平仲社長も「すでに県内の市町村から発注があります。ゆくゆくは一般家庭にも普及し、県民の皆様が安心して生活できるように尽力できれば」と意欲を見せます。平仲社長の郷土愛から始まった挑戦はまだまだ続きます。沖縄の気候に合わせて開発、県内初・県産の防災備蓄倉庫9 OKINAWA INDUSTRIAL