ブックタイトルkouren659s

ページ
17/28

このページは kouren659s の電子ブックに掲載されている17ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

kouren659s

カンパニーに成長しました。 代表取締役社長の長濱徳勝さんに話を伺いました。「私たちは、メインのハム・ソーセージのほかレトルト食品や惣菜、乾燥製品なども作ってきましたが、経済が豊かになると、皆さん健康に気を使いますから、最近、健康食品のニーズが増えていますね」。 自社のモットーは「地域に根差した商品作り」。常に沖縄県民に寄り添い、時代のニーズを加味して沖縄県の健康・長寿を応援する商品開発を積極的に進めてきました。 また地元の特産品を活用した地域連携商品の開発にも積極的に取り組み、2008年に読谷村と連携した「もずく丼」を発売。その後、伊江島「イカ墨じゅーしぃの素」、伊是名村「いなむどぅち」、本部町「かつおめし」、金武町の「金武のタコライス」など次々と地域連携商品を発売しました。 商品作りで1番大切にする「安全・安心で品質の高い商品作り」には努力を惜しまず、会社役員も日々現場に顔を出し、スタッフと共にクオリティをチェックします。 平成15年に日本品質保証機構(JAQ)による品質管理システムに関する国際規格「ISO9001」及び「HACCP SYSTEM」の認証を取得し、平成23年には、日本健康食品規格協会(JIHFS)による健康食品GMPを取得。「とにかく安全安心で高品質に。我々が商品を大切に扱わなきゃ、消費者からそっぽを向かれてしまう。味や品質をちょっとでも変えたら消費者にすぐに気づかれますから。消費者の方が、我々の商品の味をよくご存じです(笑)」。 新しい商品を世に出すときは、だれよりも社員が自社の商品を厳しくチェック。市販用、業務用あわせて年間100以上のアイテムが新発売されます。 中高年の方や、1人住まいの方をターゲットにした「うちなぁレンジ」シリーズ、「機能性表示商品「GABAmin(ギャバミン)」(清涼飲料)」など、数々の商品で県民の食卓を潤してきたオキハム。「我々のような田舎の中小企業は、本土の大手企業と比べると、パッケージや広告宣伝費にかける費用は大きくない。けれども、私達には地元で生まれ育ち、親から伝えられてきた味・伝統や文化を熟知しているという自負があり、それを付加価値として、地元の人が買ってくれるような商品作りを目指したい。メインのターゲットは、常に県民です。地元で売れると観光客も買ってくれる」。「『地域の発展は我が社の発展』を合言葉に、これからも地域と共に発展していきたい」と、力強い言葉で締めました。ターゲットは沖縄県民地域の発展は我が社の発展ロングセラーで愛される琉球料理シリーズ工場での作業の様子琉球料理について琉球料理は王朝の流れをくむ料理と庶民の料理を合わせた他に類をみない独特の民族料理で、大変価値のあるものです。次の世代に文化を伝えていく意味でも、琉球料理の担い手として、オキハムは琉球料理と泡盛のユネスコ無形文化遺産登録を全社あげて応援しています。15 OKINAWA INDUSTRIAL