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概要

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事務所内の様子平成29年に完成した交流型サービスオフィス「トヨプラ」企業支援拠点として、「トヨプラ」を運営手掛けています。 関連子会社として、地域交流・商業活性化の支援事業「有限会社コノ街デザイン」(以下、コノ街デザイン)、観光まちづくり支援・マリンレジャー事業「株式会社エイトマン」を持っており、コノ街デザインは豊崎に企業支援や人材育成拠点として「TOYOSAKIプラットフォームセンター(トヨプラ)」を建設・運営しています。現在の平山印刷の取り組みについて、経営企画部部長兼トヨプラ事業プロジェクトマネージャーの鈴木圭三部長に詳しく伺いました。「弊社は、お客様のニーズに応える印刷技術はもちろん、企画から印刷までをトータルプロデュースし、お客様のあらゆるニーズにワンストップで応えています。今の時代は印刷物だけでなく、広告企画から求められることも多く、スタートから納品までお客様と一緒に深く関わります。印刷物はもちろん、プロモーションや効果的なアプローチ、映像、パッケージ、イベントなど、お客様に合わせてプランニングを行い、課題を解決するための企画を提案させていただいております」 すべての工程を任せてもらうことで、時間やコスト削減にもつながるそうです。 最近の平山印刷の大きな取り組みとして、コノ街デザインによる交流型サービスオフィス「トヨプラ」があげられます。プロジェクトの経緯として、鈴木部長は「まず、弊社が建つ地域、豊崎地域の商工業者などで作る団体『豊崎・美らSUN会』の会長を弊社の平山社長が務めていることがきっかけです。通り会では補助金をいただきながらエリアマップ作成やイルミネーション事業を行ってきましたが、地域の持つポテンシャルを十分に生かしきれていない、地区の魅力の認知度が低いというのが共通する悩みでした。そこで、人材や地域連帯感の不足を補うため、地域産業のプラットフォーム施設としてトヨプラを作りました」 人材の受皿となる施設を作ることが、地域活性化につながると鈴木部長は話します。トヨプラは地上4階建てでシェアオフィスを中核とし、平山印刷のほか、県内外の新興企業や個人が入居しています。事業所内保育所と学童も設けており、通り会の会員や豊崎地域で働く人が利用可能です。「女性の職場復帰や人手不足解消に役立てれば」と鈴木部長。また、受付や会議室、Wi -Fiなどの設備も共有で使えるほか、4階には広々としたカフェスペースがあり、入居企業の交流スペースとしてミーティングや来客対応に利用できます。コンセント付きの机が用意されているので、コワーキングスペースとして使えるのも魅力です。「シェアオフィスとしてクリエイティブな人材が集れば、知識やノウハウを持った人物と地域住民との交流を通じて地域活性化にもつながると考えています。本土から進出する企業にも地域とのつながりを作るきっかけを提供できますし、さまざまな企業や団体に、人材不足とノウハウ不足を解消できる交流の場として利用してほしいです」 通り会や地域、豊見城市だけでなく、国や県とも連携することで実現したトヨプラ。豊崎地区の企業支援拠点として地域活性化の中心になることが期待されます。5 OKINAWA INDUSTRIALFEDERATION NEWS