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概要

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 今回は(株)赤マルソウの座間味亮社長が、県内有数の進学校である沖縄県立向陽高等学校(八重瀬町)の理数科2年生80名の学生たちと交流し、製造業で働くことの魅力・面白さを発信しました。 5校時の始まりを告げるチャイムの後、城間篤教諭が「社会に出て必要な人材って?どんなことが求められているのか?参考になるお話が沢山聞けると思います」と、今回の特別授業について解説し座間味氏へマイクを渡しました。 まず座間味氏は、赤マルソウの醤油や油味噌等の看板商品について紹介。ファミリーマートのおにぎりの油味噌は赤マルソウの商品だよ、創業者で祖父の具志堅宗精氏はオリオンビールを創った人だよと告げると、学生たちから「へぇー」と大きな歓声が上がり、徐々に和やかな雰囲気に。社員時代に大失敗して空港で泣いたこと、社員に背中を押されNYまで社長研修に行ったこと等を紹介しました。 すると突然、座間味氏は学生たちに「社長の仕事って何だと思う?」と逆質問。静かに考え込む学生たちへ「社長の仕事で一番大切なのは社員教育。私には社員とその家族に対して責任がある。だから、私自身が勉強し続ける必要がある。皆さんと同じだね」と優しく語りかけました。また、関東で就職活動中のご自身の長男について触れ、「息子にも言ってるんだけど、皆さんも給料だけで就職先を選ばないで欲しい。会社は生きもの。人間みたいに性格(社風)も様々で寿命もあるんだよ」と話すと、学生たちはうなずいたり、メモをとったりとお話に引き込まれていました。 最後に学生から「将来の夢がまだみつからないのですが、座間味社長はなぜ赤マルソウに就職したのですか」と質問が。「実はたまたまです。大学卒業後、県外で就職したけど挫折してね。沖縄に戻ってフラフラしていたら、現会長に手伝えと言われて、気がついたら34歳で社長に。偶然だけど必然。DNAだったのかな。これで答えになってるかなぁ」と笑いながらも、「大丈夫。夢は必ず見つかるから」と学生たちにエールを送りました。平成30年度平成30年5月30日(水)   沖縄県立向陽高等学校第2回 学校と産業界の交流事業製造業で働くことの魅力・面白さについて熱く語った(株)赤マルソウの座間味亮社長特別授業のセッティングと司会進行を務めた城間篤 教諭学生から座間味社長へ質問が上がる11 OKINAWA INDUSTRIALFEDERATION NEWS