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概要

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 平成30年度沖縄県工業教育研究協議会(沖工研)および教育講演会ならびに第52回沖工研定期総会が、浦添市のてだこホールにて開かれました。  定期総会では、平成29年度事業報告、決算・特別基金および会計監査報告がなされたほか、役員改選、平成30年度事業計画についての提案・承認、また新規採用者9名の紹介などが行われました。 教育講演会には、沖縄県工業連合会の会員である株式会社沖縄海洋工機開発の上間英樹代表取締役が講師として招かれ、「沖縄の優位性を活かした工業の未来を探る?海から生まれるイノベーション?」と題して講演しました。 沖縄海洋工機開発が製造・販売を手がける「水中音声無線機器」は、LED照明に音声をのせて送受信する可視光通信技術を水中に応用した前例のない機器で、沖縄観光の可能性を広げる新しいツールとして注目を集めています。上間氏は、日産自動車総合研究所でエンジン制御の開発に携わった経験や自動車整備士だった叔父に憧れ工業の道へ進んだ少年時代を振り返った上で、「ものづくりが大好きな若者が活躍できる場所が少ないのが沖縄の現状。若い技術者を育てるためにも、受け皿を創り出していかなければならないと考えている。それは工業に携わっている大人たちの責任だと思うんです」と集まった先生方へ訴えました。また「失敗とは、行動しないこと。諦めなければ失敗は全て経験となる」と上間氏は述べ、諦めずに前へ進む姿勢を持ち続けることの大切さを学生たちへ伝えて欲しいと語りました。 比嘉淳会長からは、本年度沖縄県で開催される技能五輪全国大会などについて紹介があり、沖縄で、ものづくりを学ぶ工業高校・専門学校の学生・卒業生の活躍に高い関心と期待が寄せられていること。また、イベントの開催にあたり情報発信などで連携を深めていくことについて確認がなされました。平成30年度 学校と産業界の交流事業平成30年5月15日(火)   てだこホール平成30年度 沖工研教育研究協議会および教育講演会ならびに第52回沖工研定期総会行政説明県立学校教育課産業教育班金城盛秀 指導主事教育講演に講師として登壇した㈱沖縄海洋工機開発上間英樹 代表取締役会長あいさつ沖縄県工業教育研究協議会比嘉淳 会長OKINAWA INDUSTRIAL 6FEDERATION NEWS