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概要

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 「かりゆしウェアの日」と制定されている6月1日、沖縄県衣類縫製品工業組合主催(沖縄県ホテル旅館生活衛生同業組合共催)による、古くなったかりゆしウェアのリサイクルイベントが那覇市の県民広場で開催されました。 「かりゆしウェアの日」は、沖縄で広く愛用されているかりゆしウェアを世界に広めることで、地球温暖化防止及び本県の経済振興へ寄与することを目的に制定されたもので、県衣類縫製品工業組合では2008年から毎年かりゆしウェアのリサイクルイベントを行っています。 当日は、かりゆしウェアの古着3枚と新品のかりゆしウェア1枚が交換できる窓口が特設会場に設けられ、多くの人が列を作りました。イベントは今年で第10回を迎えるとあって県民の認知度も高まり、500枚の整理券が1時間弱で配布完了になるなど、多くのかりゆしウェアが交換されました。新品のかりゆしウェアは県内9社から提供されたもので、回収された古着は状態の良いものから海外援助物資としてカンボジアへ送られることになっています。 県衣類縫製品工業組合の伊良波勲事務局長は、「サンゴや月桃を素材に取り入れたかりゆしウェアも出てきており、親しみやすくなっている。多くの人が手にとってもらい産業の発展につなげたい」と話しました。イベントは悪天候の影響で一部式典が中止するアクシデントもありましたが、来場者は600名弱となり、盛況のうちに無事終了しました。 また、イベントに先立ち、沖縄県の富川盛武副知事やミス沖縄が5月31日に首相官邸を訪れ、「かりゆしウェアの日」を全国にPRしました。富川副知事は安倍晋三首相、菅義偉官房長官、福井照沖縄担当相の3人に、それぞれかすり柄の長袖かりゆし、グスク花織、水色のかりゆしウェアを贈り、「クールビズの一環として、ぜひ全国あるいはもっと広めたい」とアピールしました。(参考記事:沖縄タイムス)「かりゆしウェアの日」イベント開催沖縄県衣類縫製品工業組合沖縄県庁前県民広場特設会場平成30年6月1日(金))  「写真提供:沖縄県衣類縫製品工業組合」OKINAWA INDUSTRIAL 8FEDERATION NEWS