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概要

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 工業技術センターは、県内製造業への技術的支援を通して産業の活性化に貢献することを使命として事業に取り組んでいます。「製品の開発に関して技術的なアドバイスがほしい」、「製品の品質を上げたい」、「研究開発の支援がほしい」などの技術課題解決や新製品・新技術開発の支援が必要な場合にはお気軽にご相談下さい。沖縄県工業技術センター 企画管理班〒904-2234 沖縄県うるま市字州崎12番2 TEL:098-929-0111 FAX:098-929-0115E-mail:kousi@pref.okinawa.lg.jp(メルマガを始めています。申し込みはHPからも行えます)ホームページ:http://www.pref.okinawa.jp/site/shoko/kogyo/index.htmlー共同研究事例紹介ー県産素材を生かしたクラフトジンの開発 平成29年度戦略的製品開発支援事業を活用し、瑞穂酒造株式会社、東京農業大学、当センターで泡盛をベース酒としたクラフトジンの研究開発に取り組みましたので紹介します。 クラフトジンとは製法や素材にこだわった手作り少量生産のジンで、近年のジンブームを受けて、国内でも様々な酒造メーカーが個性的なクラフトジンの生産を行っています。ジンはジュニパーベリー(西洋ネズの実)などのボタニカル(植物)のフレーバーを加えた蒸留酒で、地域の特徴を生かした商品開発が可能です。 県内の泡盛メーカーの瑞穂酒造株式会社は、自社開発の酵母を使用した泡盛や、県産素材を活用したリキュール等の製造を行っており、これらの技術を生かしたクラフトジンの開発を検討していました。そこで、上記事業を活用し、共同研究でクラフトジンの開発に取り組みました。 当センターでは、試作品および開発ジン、市販品の成分分析及び官能試験等の統計解析(コレスポンデス分析)による評価を行いました。その結果、開発の目標とした、リッチ、トロピカルフルーツ様な酒質であることが確認されました。 今回の研究により、泡盛をベース酒に、ピーチパイン、シークワサー、月桃、ヒハツモドキ、紅茶等の県産のボタニカルを使用した2 タイプのクラフトジンを開発しました。開発商品は、今年3 月に瑞穂酒造株式会社の創業170 周年記念品として発表し、さらに、今年中にはレギュラー商品を販売する予定です。沖縄産クラフトジンの製造工程※ Fresh MIZUHO は、ロンドンで行われたIWSC で「Silver Outstanding 2018」を受賞しました。官能評価のコレスポンデス分析使用した10種類のボタニカル開発クラフトジンFreshMIZUHOTropicalMIZUHO原料(米)麹造り全麹仕込み発酵単式蒸溜泡盛ボタニカル浸漬単式蒸溜ブレンドクラフトジン? ? ? ? ? ? ? ? ?OKINAWA INDUSTRIAL 22FEDERATION NEWS