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概要

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ました。 座間味一朗新社長は「社長交代は父である座間味勲会長からの提案です。価値観が多様化した現代で、これまで以上に顧客のニーズに寄り添い誠実な対応をしていくために、経営を私や、私と同世代の役員に任せたいと強く希望されました。会長自身は経営の第一線からは退き、品質保証や管理についてバックアップをしていくとの考えです」と役員人事について言及。「弊社は昭和34年の創業から来年で60周年を迎えます。大きな節目を前に、まずは事業をしっかり続けて業績を維持し、地盤をより固めたいです。父を含め、先代の社長たちが築いてきたものをきちんと引き継いでいきたい。その上でこれまで弊社を支えてきてくれた社員たちの生活がより良くなるよう、何かしらの形で利益を還元していければ」と抱負を語りました。 生産者から消費者の元に商品が届けられるまで、安全に保護するダンボールは生活に欠かせないものです。ざまみダンボールでは、クライアントの多くが県内企業であり、いわば県民生活の物流を支える大事な役割を担っています。「お客様がどんなダンボール製品を必要としているのか。適正価格で提供できているか。製品の品質は?  ダンボール印刷にズレはないか?  そういったことを常に心がけています」と座間味一朗社長。誠実な経営方針は先代までと何も変わらないと話されます。 「今はダンボールもさまざまな使用法があり、中には災害対策品として注目される製品もありますが、それはあくまで緊急時。弊社では顧客ひいては県民の皆様の需要を第一に、安定した供給と高品質を保つことが大切だと考えております。新しく役員に就任された各部門のトップも、これまで同じ考えで弊社を支えてきてくれました」   ざまみダンボールの社員は約150名。社員の生活を保障することも社長の大事な役目だと意気込みます。 「弊社では、毎年秋に開催される産業まつりに出展しています。そこで、製品の展示以外にもダンボールを使った体験参加を開催しています。キャラクター物を作って飾ったり、ダンボール製パーランクー作りなどは大変好評でした。こうした催しの際にも社員が頑張ってくれて、とてもありがたいと感じています。今後、社員に利益還元できるようにいろいろと考えているところです」 産業まつりのざまみダンボールブースは、小さな子ども連れや親子客に大変人気があるそう。毎年、いろいろなテーマで参加者を楽しませています。場内のあちこちに設置されたダンボールゴミ箱もざまみダンボールが提供しています。 身近なところで暮らしを支えるざまみダンボール。今後の経営とともに、今年の出展にも注目が集まりそうです。ダンボールシートを製造する機械産業まつりに出展。毎年、多くの来客でにぎわう生活を支えるダンボール製品産業まつりでも大好評15 OKINAWA INDUSTRIALFEDERATION NEWS